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🕯️悪夢の神様🕯️

第16章 命の重さ


「出演者が、花の香りが好きじゃないらしくて――――自分の使うエレベーター内が花の香りが充満するなんて嫌だってさ……」



「何かのアレルギーっすかね?」



岳さんは、花をまじまじと見て、


「そんな…アレルギーあるのか?」



と、首をひねる。



「いやいや花粉症とかって…花関係じゃないですか!花の種類とか――――…細かく探っていけば…こう言う花束や花飾りの中にも、その人のアレルギーになるもんもあるみたいっすよ?」



「そうか――――…」


岳さんは納得したが、スタッフの対等や花に関しての警戒心が見受けられないところから…



「ま、後は――――その人のワガママって事もありますけどね」




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