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🕯️悪夢の神様🕯️

第16章 命の重さ


「花鋏を贈るって…珍しいよね?」


「あ~…花関係の家だったから」



そう――――居心地の悪かった…



由緒正しい…華道の名門一家。



「まっ、家は弟が継ぐだろうし――――…俺は実質的に勘当されて…アパート焼き出されても帰る家すらないって感じだよ」



すると、未來ちゃんは俺を見つめ寂しそうな顔をした…



「わ…私も――――…実家には…帰れない…から……一緒です…ね…」



――――一緒…ですね…か…



「そうだね――――ありがとう」



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