🕯️悪夢の神様🕯️
第16章 命の重さ
俺たちは急いで家に帰ると、未來ちゃんを布団に寝かせた!
ぐったりとする未來ちゃんに――――再び悪夢の日々が始まるのでは?と、美希さんは不安で不安で…居間をグルグル回り歩いた!
「で、何があった!?」
そんな美希さんを無視して――――岳さんは未來ちゃんに何があったのか聞いてきた。
しかし、花を俺から受け取った前後の話を聞かせると――――…岳さんは「う~ん」と、悩みだした。
「――――多分…花の見たビジョンを見た?とか…その後は、君が未來ちゃんに触れたことで…ハッキリとした殺意を感じ取ったんだろう」
――――殺意を感じとる…
「“みんな…殺したがってる”って言ってました……それは?」
岳さんは少し考えたが…「その通りなんじゃないか?」と、ため息を着いた。
彼女はワガママ…傍若無人――――あの態度からして…恨みをかっているに違いない。