🕯️悪夢の神様🕯️
第16章 命の重さ
すると、俺の後ろには……
再生される動画に視線を向け――――その後に…俺を見下ろす…
未來ちゃんの姿――――…!しかも、目は…軽蔑の色を隠すことなく俺に向けるのだ――――…
「ご、誤解だ――――…これには訳が…?」
「――――いや…別に…言い訳とか…要らないんで…」
「えっ、ちょっと…未來ちゃん?未來ちゃん?!」
未來ちゃんは俺に冷たい視線を向けたまま……美希さんの後ろに隠れた。
「――――ご、誤解…っすよぉ…」
それから、しばしば…険悪なムードだったが…未來ちゃんはノートを差し出し…再び俺の布団のある寝室に戻っていった。
「――――今日のビジョンだわ…」
ノートを開き…今日の部分を見つけた美希さんは部屋に行ってしまった未來ちゃんを心配しながら…読み始めた。