🕯️悪夢の神様🕯️
第16章 命の重さ
ただ… ただ…
胸くそが悪かった――――…
目の前で自殺した…あの野球少年の衝撃は今でも脳裏にこびりついている――――…
が、
加藤 円は…まったく――――…
微塵も…
心に響いていなかった――――…
それどころか…
記憶にすら…残っていないようだった。
高校に上がるとすぐに…興味を別に移し――――…
自分の事だけを考えていた。
『なんなんだ…この女…』
狂ってる――――…
この…加藤 円と言う女は狂っている…
だが、加藤 円のビジョンは進んでいく…
グニャリ――――と、歪んだ視界に…
次は…
加藤 円――――自ら男に股がり…『あっ、あぁぁん!あっ!』と、腰を振っていた。
だいぶ歳が離れた男性だが…
加藤 円は気持ち良さそうにあえいでいる。