🕯️悪夢の神様🕯️
第16章 命の重さ
『――――まだ、続くのかよ…』
これ以上…加藤 円の自分よがりのセックスを見ていたら…頭がおかしくなりそうだ…。
もしくは――――…女相手に…手が出そうだ。
『やべぇ…殴りてぇ…』
しかし、俺の気持ちを無視して――――…
加藤 円のビションはつづく…
再びグニャリと視界が歪むと…
場面展開でラブホテルとは別の場所にいた――――。
『マジで…仕事が遅いんだよ――――このクズ女!』
『――――す…すみません…』
大部屋でマネージャーに飲みのもを叩きつけ罵倒する姿に、他のアイドルたちが怯える。
『露出の多い衣装着てんだから、暖かい飲み物持ってこいよ!』
確かに――――…円の衣装は薄くセクシーなものだった…
しかし、冷たい飲み物をマネージャーに叩きつける所業はいかがなものか…と、大部屋で待機していた他のアイドルたちは顔をしかめている。