
🕯️悪夢の神様🕯️
第17章 真実の悪意
「そうそう、彼女の学校――――…やっと落ち着いたみたいっす!マスコミも引けて日常が戻ってきたって喜んでました」
加藤 円が亡くなって…1ヶ月もたったのだ…話題が下火になるのは…当たり前。
だが、間接的だが関わった…彼女の学校の生徒たちの心の傷は…残ったままだろう…。
「まぁ――――…1ヶ月たったしなぁ…俺も……、ぁ~…引きずってた訳じゃねぇ~けど…なんだかなぁ~」
「…未來ちゃんの事っすか?
俺は彼女の力を…ちょっとしか知らないけど――――…あんたはドップリ関係してるんだろ?しっかりしてくれよ」
横沢は頭をポリポリかきながら返却の業務に戻っていった。
