
🕯️悪夢の神様🕯️
第17章 真実の悪意
「昔から…こんな関係だったんですか?」
岳さんからお茶をもらい渋々飲み始めた美希さんに聞く。
「――――ん?いや~…どうだったろう?」
「美希さんは昔からせっかちさんだったから……徐々にこんな感じになった…気がする」
岳さんかは大きくため息をつくと、またまたあっという間に飲み干し、ガレージに向かう美希さんの後ろ姿を見て頬笑む。
「意外っすね……どちらかと言えば、岳さん亭主関白そうですから…」
「俺も、それには憧れていたが――――美希さん相手じゃ…ど~頑張っても…サポート側になる」
岳さんの悲痛なぼやきに未來ちゃんが「ですね!」と、笑った。
