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🕯️悪夢の神様🕯️

第3章 新生活と下心


「ちょっ、そんなことより!!お店――――、お店に行かないと!スタッフに任せっきりじゃぁ…示しがつかない!
えっ~と、婿よ!今日は泊まっていきなさい!その格好じゃぁ、どっちみち帰れんだろ?じゃぁ、後はよろしく~」


「え、?ちょっと、ちょょょょ…!」


美希さんは取り皿に取った料理を口のなかに放り込むと時計をみて慌てだし、食器を流し台に持っていくと会社に行く支度をし始めた!


「あっ、美希さん!?――――っえ?彼の事…そのまま?放置?“婿”って確定!?
あっ、ごめんね未來ちゃん僕たち本当に出ないと…今日は大口の配達があって……これからその仕込みなんだよぉ~」



岳さんも席を立つと、未來ちゃんに「ごめんね」と、誤り支度を始める。


「えっ…とぉ~…、アパート全焼で行く当てなくて困ってたんで――――今日だけでも…助かるっす!」


「そう……なら、奥の客間に美希さんが、布団敷いてたから――――ゆっくりしてきな。

で――――…

未來ちゃんに……変なことしたら――――…

精神的苦痛を与え続けて…生きていることを後悔させてやるよぉ?」




「・・・・・」



――――おおおお…おおお…やべぇ…



岳さんが……怖い…



おっとり笑顔の柔らかい岳さん――――…この人は…ヤバイ…



ガチで――――ヤバイ人だ!!!



俺の野生の感が警戒警報をバンバン鳴らしてる!



「ハハ…ハハハ……惚れてる女に無理強いはしないっすぅ~~!」



「だよねぇ~…“強引に”とか“不意打ち”とかも――――僕的には…感心しないかなぁ~…ねぇ?」



「はいぃぃぃぃ!!!」



緊張で背筋を伸ばしていたせいか!せ…背中が――――痛いっす…。






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