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🕯️悪夢の神様🕯️

第20章 居場所となる


用務員さんが救急車で運ばれたことで、岳さんと教頭との定期的花の購入会議は中断された。


後日、学校側から断りの電話があり――――くるみちゃんと俺たちとの接点は無くなった。



べつに、事故を防ぐための口実だったから…断られても痛くも痒くもないのが本音である。



それに――――俺としては未來ちゃんがくるみちゃんとこれ以上関わる事がないほうが安心する。



事故を防いだ事を未來ちゃんには報告した時…


本当に安堵した顔を俺に見せた――――…



「皇輝さん、ありがとう」


と、言われたが――――…


俺は…その言葉を素直に受けとることが出来なかった。



俺は――――――――…



結構…



酷い奴なのかもしれない…。




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