🕯️悪夢の神様🕯️
第20章 居場所となる
「何を言っても――――お前は未來ちゃんを悪く言うんだろ?辺り構わず噛みつくな…」
俺は、結局「あの女が悪い!」と、騒ぎ立てるこの…少女がど~しても気にくわない。
「――――そ、そうよ…我が家をめちゃくちゃにしたのは…あの女だから」
――――また…“あの女”
自分の姉のことを…って――――…
多分、俺も実家の両親や弟からは“あの男”呼ばわりだろうから…
それで――――俺は少しイラついているのか?
「で――――なに?」
俺は、ため息をついてくるみちゃんには来た理由を聞く。
「――――今日は…あの女…いないの?」
「バカか――――学校だ…、逆にお前はなんでここにいるんだよ…今度はお前が不登校か?」
姉が学校に行っていることに驚きながら、自分が“不登校認定”されたことに腹を立てる!
「――――ちなみに横沢は創立記念日学校は休みだ!サボりじゃない!」
「ふ、振替休日よ! 先週よ日曜日――――…登校日だったから!」
サボりじゃないらしい。