🕯️悪夢の神様🕯️
第20章 居場所となる
バイトを早めに切り上げ――――俺は未來ちゃんと一緒に家に帰ることにした。
多分――――店でのやり取りを見ていたのだろう…
未來ちゃんはうつ向いたまま…何も話さなかった。
午前授業だった未來ちゃんは、学校が終わった足で店に立ち寄ったらしい…。
そこで、妹が大声で自分の事を蔑み…罵っていたのだ……最近やっと外に出る勇気を得た未來ちゃんにとっては――――…ビンタといい…暴言といい…
ショックな事が多すぎた。
「未來ちゃん――――…」
話しかけても…うつむく彼女に…なんと声をかけて言いか戸惑う。