
🕯️悪夢の神様🕯️
第3章 新生活と下心
「夜経営の花屋さん…」
――――ん?んんん?
「え?あの二人――――…お花屋さんなの?」
コクンと首肯く未來ちゃんに俺は目を丸くする。
「夜――――売れるの?って、あ~…夜の店を対象とした花屋さんかぁ!なるほど――――」
納得である!
ど~りで…この家は緑の香りが漂うと思った。
「そっか――――…美希さんの性格じゃぁ…水商売、スナックとかの話を聞いて癒すタイプじゃなさそうだもんね?
岳さんは…売れっ子…ぽいけど…」
「――――クスっ」
未來ちゃんがクスッと笑った。
やだぁ~…めちゃくちゃ///可愛い~!
「ど~しよ///岳さんとの約束…守れる自信が無いわ~…」
すると、笑い顔だったのが…スン――――と、一瞬にして真顔になった未來ちゃんが俺を睨んだ…
「約束は守った方がいいですよ……、マジで後悔する事になるんで…こっちの世界に戻れなくなりますよ……いや、マジで…」
「怖い、怖い、怖い…」
真顔で岳さんの事を忠告する未來ちゃんに…ちょっと引いた――――。
