
🕯️悪夢の神様🕯️
第3章 新生活と下心
食後、一宿一飯の恩義として四人ぶんの食器を洗い、明日の朝ごはん用のお米を炊飯器に入れタイマーを朝方の5時にセットした!
未來ちゃんは遠目こらオロオロしながら俺の事を見ていたが、
「俺が忙しくしている間にお風呂入っちゃいな~、でないと覗くかもよぉ~」
と、ニヤけ顔で言うとパタパタと急いでお風呂場に逃げて行った!
「いやいや、マジで可愛い――――…」
彼女の背中を見ながら頬がにやけてしまう。
しかし、美希さんと岳さんが言っていた…
“予知したら寝れなくなる”
とは…なんだろう?
確かに――――未來ちゃんは…不思議なところがある…
強盗の時もそうだが…
火事の時も…
彼女では知りえない――――…202号室の“ケン”の事を知っていた…
何でだ?
