🕯️悪夢の神様🕯️
第21章 ラッキーガール
皇輝さんと沢山話をした――――…
もちろん、私の事も…
横沢君から多少は聞いているとは思うけど…
私がおばあちゃんの家に来た経緯など話した――――…
小学3年で現れた私の力に…
誰も理解してくれなかったこと、化け物扱いされたこと…
眠れない日々のつらさ…
私は全て話した。
皇輝さんは黙って聞いてくれた。
繋いだ手が時々手を“大丈夫だよ”とキュッと握られる感覚に――――心が温かくなった。
こんなに自分の事を話したのは――――…始めてで…
恥ずかしかった。
でも、それ以上に…
皇輝さんの事も色々と分かって…嬉しかった。