🕯️悪夢の神様🕯️
第22章 それぞれの望み
えっと…彼女は特待生枠で入学していた気がするのだが…?
あれ?
「私も…嫌いだけど――――…上田さん…特待生…」
「うん――――…小学生の時から……特待生枠で進級してた…」
は?小学生の時から?ん?あ~…ここの学校って小学校からエスカレートだったけ?さすが私立のお嬢様学校!
「しょ、小学校から……頭良かったんだ…すごいね…」
私がオロオロしながら答えると上田さんは深くため息をついた。
「上に三人も姉がいて…注意深く彼女たちの生活を見てたら……末っ子は学習するもんよ…」
上に三人も姉がいるって…凄くないですか?
多分…私は上に姉がいようがいなかろうが…学習はしない気がする…つ~か、実際妹はいたが…自分の事で手いっぱいだった。