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――――つ～か、タエタエってなんだよ！お前はヒトヒトって呼ばれてんのか！？このバカップルが！


俺は、横沢とその彼女に冷たい視線を向ける。



そんな出だしであるが――――未來ちゃんの卒業祝いは、今までになく賑やかに行われた！


「そうだ――――…俺、明日…引っ越しするんす！
タエタエと一緒に…この街を――――出ます！

俺の母親の手の届かない所に行きます」



横沢は彼女の手を取って――――…俺と未來ちゃんに…そう告げた。



「そっか――――弟は？大丈夫か？」


「弟は…東北のじいさんの所に行った――――…」



横沢の一件があってから…弟の情緒が安定せず――――鬱になりかけていたらしい。


危機感を感じた横沢が親戚の伝を頼り、母親から弟を引き離すことを成功したらしい。


東北で農家をしている祖父の家へと避難させたところ――――土いじりが良かったのか今では元気になったらしい！


ナイス横沢！