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🕯️悪夢の神様🕯️

第24章 誘惑


『――――これ…は?』


『ロープ、ナイフ、薬に……遺書道具かな?』


くるみは、訳が分からない――――と、言う顔で段ボールと先輩を見比べる。



『貴方――――クソ女な上に…察しも悪いとか……よくこの学園に入れたわね―――?まさか、入学すらクソみたいな方法だったのかしら?』



屈辱的な事を言われたのに――――くるみは恐怖で頭を振るだけだった。



『首吊りでも、首切りでも――――服毒でも、飛び降りでもいいから…早く――――死になさいよ…。あ、ちゃんと遺書を書くのよ?“ごめんなさい”って書いて……』


先輩はくるみの髪を掴むと無理やり上を向かせ…微笑んだ。



『くるみ!くるみ!――――だめ!ダメよ!死んじゃだめ!』



私は届かないと分かっていても―――声が枯れるまで叫んだ!



『ダメ――――だめ!!!助けて!助けて――――皇輝さん!!!助けて!もう一度!もう一度…くるみを…私の――――…妹を!』





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