🕯️悪夢の神様🕯️
第25章 救い出す定義
唇に電流が流れ――――「痛ってぇ!」と、思ったが!
勢いでキスをした罰があたったのか!?と、ちょっと後ろめたい気持ちになる!
が――――俺は…何故か成功していた…
『やめて――――くるみ!くるみ!くるみ!』
と、泣き叫ぶ未來ちゃんの後ろに立っていた!
『未來ちゃん!』
俺が声をかけると――――未來ちゃんは振り向き――――俺の姿に目を見開き…大きな瞳から涙を流した!
『皇輝――――さん!』
崩れ落ちる未來ちゃんの向こう側に、死んだ魚の目で段ボールを見つめるくるみちゃんの姿が見え…『やっぱりか…』と、自分の予想が当たってがっかりした。