
🕯️悪夢の神様🕯️
第25章 救い出す定義
黒羽は辺りを見渡すと――――深呼吸をして…
『学校かぁ……彼女と…卒業式を迎えたかった…』
と、寂しそうに呟いた。
すでに、くるみちゃんには興味が無くなったのか…黒羽は教室を後にした。
俺は、黒羽の発言が気になり後をつける――――…
そして、グニャリと歪んだビジョンと黒羽の後ろ姿に『ヤバいっ』と、体勢が崩れる焦りについ何かを掴もうと手を伸ばした――――…
バチッ――――!『いっ!』
え!?
グニャリとビジョンが歪み反転するなかで…
俺の指先が…黒羽の肩に触れた!
すると静電気が流れ――――…一瞬痛みが指先に感じた…が、それは俺だけじゃなく
黒羽も痛みを感じたのか!バッと振り返り目を見開いた!
『――――え…』
目があった!?
と、思った瞬間に――――俺は夢から引きずり下ろされた!
「皇輝さん!」
「うわぁ――――!ハァ、ハァ、ハァ…」
俺は未來ちゃんに肩を揺さぶられ目を覚ました!
