🕯️悪夢の神様🕯️
第25章 救い出す定義
「未來ちゃん…」
その言葉に…そこにいた全ての者が不安な目を未來ちゃんに向けた。
もちろん――――俺も…
「大丈夫。それに…くるみの今の状況を理解してあげられるのは…私しか…いないから…」
小学生の時――――自分が味わった虐めや、両親の不理解…
嫌だと泣き叫んでも無理やり学校へ送られた日々。
出来の悪い君の悪い子と…両親から見られていた事…
全て――――今のくるみちゃんと同じだ。
「分かった――――…そうすることで…未來ちゃんが…救いたいものを救えるなら…。
俺は、何も言わない…でも、時間はない!2日だ!その間に、俺は間宮先生と話してみるから!」
俺たちは、くるみちゃんの自殺するであろう2日後に備えることにした。