🕯️悪夢の神様🕯️
第25章 救い出す定義
「あれ?今日は――――おやすみ?残念、今日で、仕事も一段落するから…最後にここの親子丼食べてから帰ろうと思ってたのに…」
「あ~…今日から2日間、臨時の休みになったんです…」
俺は、常連になりつつあった戸次さんに頭をさげた。
――――そうだ…この人、黒羽と同業者…だったような…
「あれ?黒羽さんは?――――ビジネスパートナーとかいってませんでしたか?」
「彼は、いま最後の仕上げ中――――…プライベートに近い仕事だから…自分で見届けるって……後で落ち合うことにしてた!だから、今日は俺一人!寂しなぁ~…って、あそこにいるの……藤橋さんと月子さん?」
つい、会話中に視線が未來ちゃんを見ていたのか…俺の視線を読んだ戸次さんは…ロビーで話し込んでいる未來ちゃんを見つけた。