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🕯️悪夢の神様🕯️

第25章 救い出す定義


「珍しいね――――いつもにこやかな…月子さんが怖い顔になってる…」


戸次さんは月子さんの表情を見つつ…俺をチラッと見た。


「正面の二人――――…へぇ~…これは…アイツが見たら…大変だ」


そう言うと、戸次さんは時計を見た。



「さて――――俺…そろそろ出るね…飛行機に間に合わなかったら嫌だし」



「あっ、はい――――…」



俺はいつものように客を見送るように頭を下げた。



戸次さんは俺に背を見せ――――ホテルを後にした。



「――――あっ、黒羽がどこにいるか聞けば良かった!プライベートに近い仕事ってなんだよ!」


俺は、頭をかく――――…とりあえず…間宮に…



と、俺もホテルを出た。



と、目の前の電波棟がいつもと違う色にたライトアップされていることに気がつく…。



10周年の記念ライトアップだっけ?



「今日だけピンクって…エロいなぁ~」






――――あれ?





このライトアップって…1日限定だったけ?





――――あれ?俺――――このピンク…昨日も見た…ぞ…?




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