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俺は走り出した！


時間を見ると――――――――まだ、放課後の部活の時間だ！



間に合う！


くるみちゃんが首を吊るのは部活が終わり…相当時間がたった後だ！


外も教室も暗かった！



俺は、大きい通りでタクシーを拾った！


「聖・百合丘学園まで！」




――――焦るな、焦るな…



大丈夫、大丈夫――――大丈夫…大丈夫！



タクシーの中で頭を抱えながら俺は…二度と来ないと思っていた…百合丘学園の坂を登った。



あの日だって…助けられたんだから…


大丈夫だ！



俺は――――今頑張っている未來ちゃんを助けたい！