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タクシーは学園の正門で止まり、俺を下ろす。


「くそ！金額パネェな！！！後で請求してやる！」



タクシー代は案外とられた……悔しすぎる！



俺は、ちらほらと校門から帰る生徒を見送り…中に入るタイミングをはかる…が、由緒正しい私立のお嬢様学園に…入るのは困難だ！


ここに、すんなり入るために間宮の先生ネットワークを借りようと思っていたのに…！



予定が狂いまくりだ！



「くそ――――…どうやって、入りゃぁいいんだよ…」



前回は、花屋の営業と言う名目で入ったが…今回はノープランである！



くそ――――、黒羽はどうやって…音楽室までこれたんだよ！



考えても俺の足りない頭じゃ無理だ！