🕯️悪夢の神様🕯️
第26章 悪夢の結果
お下げの子にとって――――未來ちゃんは天使のように光輝いて見えていた。
――――い、今の会話のどこに…天使要素があったんだ?
俺は首をかしげたが…
『家から…逃げた』
と、言う言葉に少女を変える何かがあったのだろうが…
俺には分からなかった。
と、そんなことを思っていると…足元が揺れた!
ビジョンが変わる瞬間である!
グニャリ――――と、目の前が歪み…
教室で語らう二人の姿は…ネジ曲がり…消えた。
ビジョンの変換時のこの歪みに一瞬酔いそうになる。
『くそ――――』
具合いが悪い――――…こんな場所…早く出たい…
でも、ビションは続く。
場面が変わったのか真っ暗な…中――――
お下げの少女は…目の前に倒れている一人の少女を見下ろしていた。
『どうする?――――使う?』