🕯️悪夢の神様🕯️
第26章 悪夢の結果
ゆっくりたが、俺は黒髪の少女の顔をみる!
『未來ちゃん!!』
黒髪の少女は俺が予測していた通り――――未來ちゃんだった!
『は?お花畑で――――お下げの子と…何して……』
未來ちゃんとお下げの子を引きはなそうと手を伸ばす!
だが、人様の記憶の中で俺は自由に動けない!
――――未來ちゃんの夢だけ限定で自由に動けるのかよ!
俺は、抱き合いながら頬笑む…未來ちゃんとお下げの少女を引き剥がすことに失敗した。
そして、花畑の中心で二人は話をしだす――――が、花畑は徐々に薄れ…
二人の話している場所は…
薄暗い教室になった。
お下げの少女は――――姉妹にえげつない虐めを受けていると…未來ちゃんに告白する。
それを未來ちゃんは黙って聞いていた。
慰める訳でもなく…ただ黙って聞いていた――――…
そして、似たような経験をしている未來ちゃんが家から逃げた――――と、言う話をする。
次の瞬間――――お下げの少女の目の前がパァ――――っと、光輝いた。
教室で話しているお下げの少女の視界がモノクロから鮮やかなカラーになった。