🕯️悪夢の神様🕯️
第26章 悪夢の結果
目を見開き――――目の前のビジョンを見ていると…
無理やり押し出される感覚になる。
『なっ――――…なんだ!』
『不作法じゃないか?――――人の記憶を勝手に見るとか…』
肩を掴まれ…グイグイと押される感覚に…俺は苦しさを覚える。
初めて――――…掴まれるビジョンでの不快感に俺は…いてもたってもいられず…
「くぅ!――――ふっあっ!」
と、自ら黒羽ビジョンから逃げた!
「――――何をした?僕に…何をした!お前はなんなんだ!」
目の前には、冷や汗を流しながら俺を睨む黒羽の姿…。
俺の手は肩から外されていたが…
恐ろしく響いた――――あの声の主をキョロキョロと探した。
「お前こそ――――なんなんだ…」