🕯️悪夢の神様🕯️
第26章 悪夢の結果
「聞いてないのか?中止になったんだ――――今回の計画…」
「は?――――聞いてないんだけど…」
生徒は眉間にシワを寄せて…俺を見る。
「バレたんだよ――――…虐めの事も、君が今日音楽室で藤橋 くるみに自殺を強要することも…」
来客用玄関で立ち尽くす彼女は顔を真っ青にさせていた。
「そんなはず…ない!絶対に足がつかない方法で復讐してくれるって!言ったじゃない!」
彼女は俺も『復讐コンサルタント』の一人だと思っているらしく、話が違うだの、もっと時間をかけるべきだった!などと、俺に吠えた。
「俺に吠えても――――無理だよ?先輩…」
俺は段ボールを手に、彼女を見た。
「これは立派な証拠だし……くるみちゃんは虐めのから解放される…」
「は?証拠?――――あなた……コンサルタントの人じゃないの?」
「違う――――…それを阻止した…人」
俺は、手にしたスマホで三井から聞いていたガチムチ変態警察官に連絡した。
「後の話は――――変態にしろ」
そう言って…俺は由緒正しい…お嬢様学校に警察を呼んだ。