🕯️悪夢の神様🕯️
第26章 悪夢の結果
俺は、トボトボと来た道を戻り…
来客用駐車場に戻る――――…と、そこには…黒羽が投げ捨てた段ボールがあった。
「手がかりは…これだけ…か…」
俺は、段ボールを拾い――――ため息をついた。
段ボールの記憶…見れるかな?
なんて、サイコメトリー的な能力を期待しつつ…意識しながら段ボールを撫でようとした。
すると、「その段ボール――――私のですよね?」と、一人の生徒が来客用玄関からこっちを見ている。
「――――は?」
俺は段ボールと生徒を交互に見比べる。
――――そうか…今日、この段ボールを受けとる予定だった…
合唱部の先輩は君か…
「ねぇ?早く渡してくれない?『復讐コンサルタント』さん?」
――――復讐コンサルタント…
なるほど…
黒羽と戸次さんの仕事は…
復讐のコンサルタント業務か……