🕯️悪夢の神様🕯️
第27章 【最終章】続く悪夢と現状維持
もし、俺が欲のまま――――未來ちゃんと…そう言う関係になったら…
四葉が何をしでかすか分からない………。
だって――――…くるみちゃんの虐めや自殺への導きは…
確実に…四葉の意図するところだったからだ。
断片だが――――…あの段ボールから記憶を少し読んだ。
ブツブツと切れた記憶の中に…
未來ちゃんの家族関係を調べる黒羽の姿があった。
復讐コンサルタントを自然な形でくるみちゃんの先輩に接触させ、SNSを通じてサイトへ誘導し――――…
自分出はない…第三者の手でくるみちゃんを嵌めていったんだ。
その裏には…、未來ちゃんを苦しめている家族に…復讐してやる――――と、言う思惑があったんだろう。
合唱部の先輩は使われただけ――――SNSで呟いたことで…四葉に利用されたのだ。
今回は失敗したが――――…
四葉が未來ちゃんを諦めたと思えない…
だって…
段ボールの中の記憶の断片だけでも、未來ちゃんに執着している姿は嫌でも見えてしまっていた。
――――…その中で…黒羽が未來ちゃんを思いながら…自慰している姿も見えた。
男――――として…振る舞ってはいるが…体は女だった。
時折、戸次とも体を重ねていたが…まるで安いゲイビデオを見ている気分になった。