🕯️悪夢の神様🕯️
第27章 【最終章】続く悪夢と現状維持
フラッシュバックのようにパッ!パッ!と、強制的に場面変換する失明ビジョンは…かなり疲れるし――――ちゃんと見ていないとすぐに見落とす!
あまり記憶力のいい方じゃない俺には…なんとも微妙な能力である。
たが、そのフラッシュビジョンから…ラーメン屋の店主が苦悩し…怒り暴れる姿があった。
そして、スマホで――――…何かを見つけ…涙を流しながら…
――――と、次の瞬間には…事故の衝撃が店にまで響――――…
店主は慌てて店を飛び出した…
そして、目の前の事故に――――…微笑んだ。
『あぁ……ありがとう…神様…これで息子は報われる…』
心の声だと思うが…
店主の苦労は一瞬のうちに報われた。
『ありがとう――――“復讐コンサルタント”…」
俺は――――ゾクッと背筋に流れる冷や汗を感じると…ゆっくりと左目から手を離した…
目の中に…光が入ってくる…。
そして、脳が視力を補うために…両目で見ているように…錯覚の催眠をかける――――。
左目で見た世界も――――右目に反映される…。