
みせてあげるね。
第2章 ネットの友達
透君の家に到着すると
「あ、待って!!」
ドアを開けようとする手を止められたので手を引っ込めると、透君は急いで車から降りて助手席のドアを開けてくれた。
ジェントルマ〜ン!
「はい、どうぞ。足元気をつけて」
車からおりて透君の住むマンションの部屋へと向かった。
「狭くてごめんね」
独り暮らしをしている透君の部屋はキレイに片付けられており、ちょっといいにおいがする。
キョロキョロと部屋の中をみている私に
「洗濯している間にシャワー浴びてきなよ。
濡れてるの気持ち悪いでしょ。
洋服、買ってきたらよかったね・・・
俺ので悪いけど、乾くまでこれ着てて」
そういうとタオルとTシャツとスボンを貸してくれた。
「ありがとう。シャワー、借りるね」
