
みせてあげるね。
第4章 浮気
「あの・・・電気、消してもらえませんか?」
石田さんに見られていると思うと緊張しすぎてしまう。
「だーめ、自信取り戻してもらうんだから。
私のこともっとみて、って言えるくらいにならないと、ね」
チュッと頬にキスをされた。
「唇にキスしていいの?」
石田さんの親指が私の下唇を優しく触る。
コクン、と頷くとついばむようなキスが降り注ぐ。
チュッ、チュッ、とリップ音がきこえる。
どちらからともなく舌を絡めてハァハァと呼吸が荒くなる。
キスだけでこんなに気持ちがいいなんて。
