
みせてあげるね。
第4章 浮気
「媚薬だよ。
といっても本当に効果があるかはわからないけどね」
びやく・・・
ゴクリ、と喉を鳴らしもう一度小瓶をみる。
そして恐る恐る口をつけた。
チビッと飲んでみるが特に味はしない。てっきり苦いのかと思っていたので大丈夫だとわかり、小さな小瓶の中身をぐびっと飲み干した。
「どう?何か変化はあるかな?」
ききながら私の手をつかみベッドへ優しく押し倒した。
「今のところは、特になさそうです」
心臓はバクバクしているが、これは媚薬のせいなのか、それとも石田さんのせいなのかよくわからない。
