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みせてあげるね。

第5章 マッサージ 店内編


ズズズッ

熱すぎずぬる過ぎないちょうどいい温度のお茶を口にしながらすべて書き終える。

「ありがとうございます。
 担当をさせていただきます、大野と申します。
 ここを重点的にしてほしいとか、何かご要望はございますか?」

大野さんは用紙を受け取るとそうきいてきた。

「要望は特に・・・」

ない、と言いかけてハッと思い出した

「あ!あの、女性スタッフにお願いしたいと思っているんですけど・・・」

と私が言うと大野さんは困った表情を浮かべた。

「申し訳ございません。只今女性スタッフは休憩に入っており、対応できるのが私だけになるのですが・・・」

うーーん。どうするか。
じゃあやめます、と言いかけたその時

「今でしたら個室が空いておりますので、普段なら個室料いただきますが、ご要望にお答えできなかったので今回だけ特別に無料でさせていただくというのはいかがでしょうか?」

個室かー。うーん。どうしようかなー。




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