
みせてあげるね。
第5章 マッサージ 店内編
「痛いところがあったらおっしゃってくださいね」
大野さんが困った顔をしているのがかわいくて断れなかった。
個室無料という提案を受け入れベッドにうつ伏せになる。
「では本日は1時間30分の肩から腰中心にマッサージ行います」
肩をググっと指圧される。
力の加減が絶妙できもちいい〜
「力加減はいかがですか?」
「とっても気持ちがいいです〜」
グッ、グッ、と指圧されるたびに
短く息が漏れる。
「お疲れの様ですね。すごく凝ってますよ」
店内には心地の良い音楽が流れとてもいい香りが充満している。大野さんの低い声も心地よい。
「実は今友達と旅行に来ているんですけど、初日から歩き回りすぎちゃって」
