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一緒に●にませんか?

第37章 41日目

彼は真剣な眼差しで続けました。

〈ただほんとに、今まで僕が見ていたのは仕事中のあなたであって、隣で寝ていた時のあなたが本当の姿だって思ったら、とても愛おしくなりました。〉

『……いや、彼女いるんだから何言ってもしょうがないです』

〈今はそうですけど…〉

『それにご自分でも気づいているでしょうが、今は新しい人間に会った感覚と一緒で、興味がある、それこそ好奇心だと思います。もし仕事を辞めてもなおそういう気持ちがあるのであれば、教えてください。今は色んな感情が混ざっていて、本当の気持ちではないと思います。』

〈………〉
『……………聞いてます?』


〈うん。話している顔も綺麗だなって眺めてた。〉

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