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一緒に●にませんか?

第18章 21日目

目が覚めると、早朝でした。

無い記憶をたどり、整理をしても家に着いた後からはもう何も覚えていませんでした。

【おはよう】

貴方はいつも私より先に起きているんですね。

『頭ふらふらする』
【飲みすぎなんだよ】

そうです。昨日は完全に飲みすぎです。

【なんでそんなに飲んじゃったの?】
『もうあの空間が辛すぎて。飲みすぎちゃいました。』
【お酒弱いのに飲みすぎなんだよね】



思えば人生で初めて他人から言われた言葉でした。



私は飲むのが好きなだけで決してそんなに強い方ではない、といくら周りに言っても、飲む量からして弱いわけがない、と言われ続けてました。

違います。弱いのに、飲み続けちゃうんです。

貴方はちゃんと私を見ていたんですね。

私にお水を差し出すと、質問し始めました。

【で?そんなに飲んじゃったの?何か言われた?】

『仕事の話も終わった後に、結婚の話とかになったあたりから、嫌になり始めちゃって…』







【でも、俺と結婚するんだから問題ないよね?何が嫌なの?】






『え?』

いや、そういう話をしていない。












【だって、俺と結婚するんだから何も問題ないでしょ?】

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