
がーるず・らぶ 里美と結の場合(R18)
第3章 再会
「なんだ?里美と結ちゃんは知り合いだったのか」
ひしっ!と私に抱きついて猫のように頭をすりすりする結。こんな状態を見て出てくるセリフはそれだけか、兄貴!?
「はぁい☆それはそれはもう、学校では知らない人は居ない、ベストカップ・・・」
「まあ、一応女子学の先輩後輩って感じで、だけどっ!」
兄貴に聞かれたらヤバい台詞が出て来る前に、私は結より大きな声で言葉を重ねてそれをかき消した。
「せ、せんぱいこうはい……奇跡の再会なのに、私たちってそれだけですかぁ?」
うるるっと涙目になりながら、胸元でこちらを見上げて訴えるようにのたまう彼女を、マジックテープを剥がすようにべりべりっと剥がし終わると、私は彼女が持って来てくれたお弁当が入っているレジ袋を兄貴からひょいっとかっさらった。
「結、お弁当、ありがとね」
「はい、先輩♡」
少々引きつり気味だと自分でもよく分かる笑顔でお礼を言うと、アチラは太陽を味方に付けているかのような明るい笑顔で返事を返してくる。
「また、後で逢いましょうね、先輩!」
ぶんぶんと音が聞こえて来そうなくらい激しく手を振ると、彼女は上機嫌で会社の事務所へと帰って行った。
……はぁ〜……。
つ、疲れる……。
ひしっ!と私に抱きついて猫のように頭をすりすりする結。こんな状態を見て出てくるセリフはそれだけか、兄貴!?
「はぁい☆それはそれはもう、学校では知らない人は居ない、ベストカップ・・・」
「まあ、一応女子学の先輩後輩って感じで、だけどっ!」
兄貴に聞かれたらヤバい台詞が出て来る前に、私は結より大きな声で言葉を重ねてそれをかき消した。
「せ、せんぱいこうはい……奇跡の再会なのに、私たちってそれだけですかぁ?」
うるるっと涙目になりながら、胸元でこちらを見上げて訴えるようにのたまう彼女を、マジックテープを剥がすようにべりべりっと剥がし終わると、私は彼女が持って来てくれたお弁当が入っているレジ袋を兄貴からひょいっとかっさらった。
「結、お弁当、ありがとね」
「はい、先輩♡」
少々引きつり気味だと自分でもよく分かる笑顔でお礼を言うと、アチラは太陽を味方に付けているかのような明るい笑顔で返事を返してくる。
「また、後で逢いましょうね、先輩!」
ぶんぶんと音が聞こえて来そうなくらい激しく手を振ると、彼女は上機嫌で会社の事務所へと帰って行った。
……はぁ〜……。
つ、疲れる……。
