
がーるず・らぶ 里美と結の場合(R18)
第4章 結との思い出
仕事を終え、アパートに帰った私は、汗と機械油を洗い流すためにシャワーを浴びていた。
こうしてシャワーを浴びていると、リラックスするからなのか、たいていはその日あった出来事なんかを思い出す。
……それにしても……。
こんな形で結と再会する事になるなんて……。
正直かなり驚いた。
あの後兄貴から聞いたのだけど、結は私が兄貴に強制的に手伝いをさせられるよりも一月前に、兄貴の会社に就職したそうだ。
(一瞬、ストーキングされて後から追いかけて来たかと思っちゃったけど)
今頃は引っ越し先の東京で、モデルを仕事にして頑張っているのだとばかり思ってた……。
あの時、別れ際に、あの子はそう言いながら泣いていたから。
「前より綺麗になってたなぁ……」
何年か過ぎたのだから、あの頃より大人になるのは当たり前だが、時間は彼女に味方として働いた様だった。
それにしても地元に帰って来ていたなんて……
あの子にも何かあったの……かな?
『……私たちって、それだけですかぁ?』
昼間抱きつかれて、胸元でこちらを見上げながら潤んた瞳口にした彼女の言葉と、
“あの頃”の、女子校での出来事が重なって思い出される。
……シチュエーションは、全然違うのに。
シャワーのお湯を少し熱めに調整し、身体を温めながら私は苦笑いした。
こうしてシャワーを浴びていると、リラックスするからなのか、たいていはその日あった出来事なんかを思い出す。
……それにしても……。
こんな形で結と再会する事になるなんて……。
正直かなり驚いた。
あの後兄貴から聞いたのだけど、結は私が兄貴に強制的に手伝いをさせられるよりも一月前に、兄貴の会社に就職したそうだ。
(一瞬、ストーキングされて後から追いかけて来たかと思っちゃったけど)
今頃は引っ越し先の東京で、モデルを仕事にして頑張っているのだとばかり思ってた……。
あの時、別れ際に、あの子はそう言いながら泣いていたから。
「前より綺麗になってたなぁ……」
何年か過ぎたのだから、あの頃より大人になるのは当たり前だが、時間は彼女に味方として働いた様だった。
それにしても地元に帰って来ていたなんて……
あの子にも何かあったの……かな?
『……私たちって、それだけですかぁ?』
昼間抱きつかれて、胸元でこちらを見上げながら潤んた瞳口にした彼女の言葉と、
“あの頃”の、女子校での出来事が重なって思い出される。
……シチュエーションは、全然違うのに。
シャワーのお湯を少し熱めに調整し、身体を温めながら私は苦笑いした。
