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がーるず・らぶ 里美と結の場合(R18)

第9章 結から里美へ




「電気、消しますね」

 ベッドのから直ぐ側にあるシーリングライトのスイッチをオフにして、結は自分のショーツをゆっくり下ろした。

 この部屋にある訳ではないが、少し離れた所にある熱帯魚の水槽を照らすLEDライトは明々とついたままで、その灯が結の身体を浮かび上がらせる。


「……思ったより明るいかも?でも……」

 ベッドの上で緊張しつガチガチに固まっている私ににじり寄ると、両膝をつけたまま結は身体を真っ直ぐに伸ばして両腕を広げた。



彼女の産まれたままの姿。
私なんかより整った身体がそこにある。


それは淡い光に照らされて……

とても、奇麗で。



「先輩……これが、私です」


 大きく身体を広げたまま、
でも、やっぱり恥ずかしいんだろう。
声のボリュームは控え目だったけれど、決意の込もった言葉だと感じ取れた。




「先輩も…………見せて?」

「わ、私……結みたくキレイじゃないし……
お腹、あまり見ないでいてくれるんなら……」


20代も後半。
特にボディケアもせず、前の会社を辞めてからはエステにも通わなくなった私の身体は、お世辞にも良いものとは言えないはずで・・・。


 改まって人に見せるのは、やっぱり恥ずかしい。

けど、結は私に全部見せてくれた。
なら、私も応えなくちゃ……。


 私も勇気をふり絞って結を見習い、腕を広げて同じポーズを取る。


しかし…………




やっぱ恥ずかしいわ、コレ〜!


 また、私の顔は湯気が出るんじゃないかと思うくらいに熱くなった。

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