
がーるず・らぶ 里美と結の場合(R18)
第3章 再会
「え……?も、もしかして さとみ……センパイ??」
「さとみ……はて?それわだれのことでしょおか?」
とっさに足元にある先ほどのダンボール箱を再び自分の頭に被せると、地声から1オクターブ高い声色を出し、私はわざとしどろもどろな口調で応えた。
いや、分かってる。
分かってますとも。
こ〜ゆ〜のを無駄な努力とか言う事は。
でも、ね?ひょっとしたらコレで彼女をやり過ごす事が出来るかもしれないじゃない?
彼女は、見た目凄く可愛い
(いや、見た感じそれはさらに磨きがかかっているのが判る)
けど、その容姿からはあまり想像出来ない欠点があって。
とにかく、私はそこにすべてを賭ける!
例え笑われようが馬鹿にしか見えなかろうが、彼女に今、ここに、私が存在しているコトを知られる訳にはいかないのだ!
「あれ?違った……かな?」
ダンボール箱に開いていた小さな穴から覗いて見ると、彼女は不思議そうな顔でこちらを見つめている。
そう。
彼女は、
自分以外は誰もが認める、
“『超』天然”娘なのだ。
……とにかく、これで、上手くやり過ごす事が出来……た?
「さとみ……はて?それわだれのことでしょおか?」
とっさに足元にある先ほどのダンボール箱を再び自分の頭に被せると、地声から1オクターブ高い声色を出し、私はわざとしどろもどろな口調で応えた。
いや、分かってる。
分かってますとも。
こ〜ゆ〜のを無駄な努力とか言う事は。
でも、ね?ひょっとしたらコレで彼女をやり過ごす事が出来るかもしれないじゃない?
彼女は、見た目凄く可愛い
(いや、見た感じそれはさらに磨きがかかっているのが判る)
けど、その容姿からはあまり想像出来ない欠点があって。
とにかく、私はそこにすべてを賭ける!
例え笑われようが馬鹿にしか見えなかろうが、彼女に今、ここに、私が存在しているコトを知られる訳にはいかないのだ!
「あれ?違った……かな?」
ダンボール箱に開いていた小さな穴から覗いて見ると、彼女は不思議そうな顔でこちらを見つめている。
そう。
彼女は、
自分以外は誰もが認める、
“『超』天然”娘なのだ。
……とにかく、これで、上手くやり過ごす事が出来……た?
