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犯されてイキたい願望妄想

第9章 【隣人のエッチなお姉さん】





ウソだろ……これって誘われてるのか!?
目が泳ぐ。
どこ見たら良いのかわかんねぇ。
焦っていたらドライヤーは終わって、プシュッと開けてくれた缶ビールで乾杯してきた。




慌てて一口飲み干す。
ゴク…ゴク…と喉を鳴らして飲む姿に未だドキドキしている。




ワンピースで男の家に来るとかどうなってんだよ。
胸元も綺麗な鎖骨ライン見えちゃってて、少し巻いた髪が超絶似合ってる。




「プハー!これこれ、やっと飲めたー」




えっと、何気に近くないですか。
あぐらをかいて座る僕の隣、少し寄りかかってきてる。




「そういや名前、聞いてなかったよね」




「え、挨拶の時に言いましたよ」




「違う違う、下の名前……中村なにクンなの?」




名字は覚えて貰えてたんだ。
あんな一瞬の社交辞令的な挨拶で。




「あ……えっと、樹です、樹木の樹で」




「いつきクン…か」




「あ、あなたは…?」




「私?莉央だよ」



島谷…りおさん。
何か、名前知った途端、物凄く色っぽく見えてきた。
手のひらに漢字書かないで。
集中出来ないし当てれっこない。




「わかった?」って顔も近い。
目なんて合わせられない。
それからの会話なんて正直覚えてない。
時折触れてくる手とか寄せてくる頭とか左側の神経全部持っていかれた。




缶ビールが空いちゃって。
頭を冷やすべく「買いに行って来ましょうか」と言ったらトロンとした目で「行っちゃヤダ」って反則技。
膝に置いてる手に意識取られる。




「ど、どうしちゃったんすか…酔いました?ペース早かったですもんね」




「樹くんは…したくないの?」




「えっ…?な、何を…ですか?」




ヤバい……心臓爆発しそう。
ほんのりアルコールの匂いと引き寄せられた顔で鼻と鼻がくっつく距離だ。




「気付いてたよ、挨拶に来た時見てたでしょ…?私の胸」




眉が大きく動く。
言い訳すら思い浮かばない硬直状態の僕を抱き寄せ耳元で「変態だね」と煽り始める。
耳たぶを甘噛みされたら即座に反応しちゃいますって。



「いいよ、セックスしよ」




ちょっ……何だよこの展開。
再び重なった唇は最初の初々しさ等なく、僕自身も抑えが効かないほど舌を絡ませてしまっていた。










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