犯されてイキたい願望妄想
第13章 【友達の彼氏と浮気したらその友達の父親にレイプされました】
「マキとは別れるから……」
友達の彼氏なのに一線を越えてキスしてしまった。
拒もうと思えば拒めたのに。
たくさん悩んで葛藤したけど心の底では嘘なんかつけないって演技して。
マキには内緒で恋愛相談を受けていた。
最初は何気ない誕プレ何にすればいいかとかだったのに。
マキに隠れて会ううちに惹かれてしまっていた。
応援してるって口では言って私の元に来れば良いのになって考えてしまう事に段々と罪悪感も薄れていったの。
元々は3人で仲良しグループだった。
マキと彼は幼馴染みで、高校生になってからその中に私が加わった。
「最近ヨシキ何か隠してるっぽいんだよね」
「え、怪しかったりするの?」
「うん、コソコソ携帯見てるし話しててもたまにうわの空でさ」
決して顔に出さないよう慎重に言葉を選びながらマキとは話すようにしていた。
その携帯の相手は私だし、うわの空なのは「マキと別れる」って昨日私に言ってくれてからだと思う。
「浮気してんのかな?サヤカどう思う?」
「え?浮気!?証拠掴んだの?」
突然核をつくセリフに心臓は飛び跳ねたが大丈夫、顔には出ていないと思う。
証拠たるものは全部残さぬよう気をつけさせては居るが、万が一彼がボロを出してしまったならそこで終わりだ。
「いや、昨日こっそり携帯見たけど誰かとやり取りしてる感じではなかったんだよね……でも怪しい、女の勘…かな」
珍しく鋭いね。
もう少しバカな女なのかと思っていたけど、相手が私だって知ったらどんな発狂するのかな。
だっておかしいじゃない。
マキはどちらかといえばガサツなタイプ。
メイクだって適当だし女から見ても色気ないよ?
腐れ縁ってだけで何でヨシキくんを独り占め出来るの?
ヨシキくんは優しいから告白してきたマキにお情けで付き合ってくれたんだよ。
付き合い始めて少しは気にするようになったのか、はたまた私を見本としてくれたのか身なりに気をつけるようになったのだけは褒めてあげる。
でも今、ネイル剥げてるよ?
浮気を心配する前に自分を磨きなよ。
可哀想な女だね。
気を許してる友達が浮気相手だなんてね。