犯されてイキたい願望妄想
第13章 【友達の彼氏と浮気したらその友達の父親にレイプされました】
マキは恵まれ過ぎてたんだよ。
常に一緒に居て、それが当たり前になってたんでしょ?
ヨシキくんだって幸せになる権利あるんだからもう解放してあげなよ。
チャイムが鳴るギリギリまで繋がっていた。
幸せな倦怠感……ヨシキくん凄過ぎ。
何度もキスをして離してくれない。
「ごめんね、マキのこと…任せちゃって」
「大丈夫、うまくやるから」
「もう俺、サヤカだけだから」
「わかってる……」
名残惜しく別れて、マキと一緒に下校し、私は一旦着替えてお泊りセットをもってマキの家に行くことにした。
ヨシキくんに送ったメッセージは全て消去して今日一日は連絡を取り合わない。
明日、私から連絡する事になっている。
チャイムを押して出て来たマキ。
「いらっしゃい」って声がいつもと違う感じに聞こえたのは勘違いだろうか。
え?ってなったけど「入って」と笑う顔はいつものマキだから思い過ごしだと思った。
玄関には紳士の革靴。
もうお父さんは帰って来てるんだ?
リビングに座っていらしたので挨拶だけ済ませた。
黒髪のオールバックで少し小太りのオジサン。
母親を思い浮かべ、この二人からマキがねぇ…なんて想像した。
あまり夫婦って感じしない。
無口なのかなって思ったけどフワッと目尻が下がり笑うパパさん。
「いつもマキがお世話になってます、仲良くしてくれてありがとうね、ゆっくりしてってね」
第一印象は強面だったけど話すとそうでもないみたい。
マキと話してる時は更に目尻下がってる。
一人っ子だっけ?
「じゃ、パパはまた後でね」と私を部屋に連れて行く。
後でね…ってご飯かな?
「マキって意外とパパっ子なの?」
「え、私!?そうかな?パパは普通に好き……うん、昔から」
「へぇ、反抗期なさそう」
「あぁ、どちらかといえばママとの衝突が多いかも」
「パパさん優しそうだもんね」
「うん、何でも言う事聞いてくれる」
「そ、そうなんだ」
何か……思い過ごしかな?
ところどころ話し方がいつもと違う?
何だろう……何か悟ってる?
まだよくわからないけど、何かが違う。