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人気セクシー女優への階段

第2章 性欲の解放

お風呂から出てバスローブを羽織り、ベッドの方に行くと橋本さんはスマホをいじっていた。

「…橋本さん?」
「あっ!ビックリした…お風呂出たんだね…俺も入ってきます」

彼は瞬時にスマホを隠した後、浴室に向かった。

なんだろう…?

疑問を抱きつつ私は大きなベッドに座り、彼が出てくるのを待った。

私が先にお風呂に入って待つ、というシチュエーションが初体験のときの記憶を呼び起こし、緊張させた。

約十分後、橋本さんがバスローブ姿でこちらにやって来た。そしてベッドに座ると、落ち着かない様子のままテレビをつけた。

すると、急に大音量でAVが映し出された。

「あぁぁんん♡」

突然のことに驚いて私はテレビに目を向けた。よく見ると、流れていたのは私がお気に入りで観ていた女優の作品だった。

そして私は反射的に言ってしまった。


「加賀美ココナの『団地の不倫妻』!!」


数秒の沈黙が流れ私は自分の発言に気づいた。

…待って!やばい!何言っちゃってんのーー!私ー!!!
これ、完全にドン引き案件だよ!!!AVに詳しい女なんて引かれるに決まってる!!

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