先輩!彼氏にしてください!
第8章 危険人物
「っ……僕以外のやつだったら勘違いしますよ!」
制服を捲り上げて、体を弄る。
ゆっくりと、体に触れているだけなのに、先輩は体をビクビクと跳ねさせている。
看病しに、家に行った時も思ったけど、ほのか先輩はすごく敏感だ。
こんなにかわいいのに、体までどエロいなんて、本当に危なっかしくて仕方がない。
「ぁっ…た、谷川くんっ…やめてっ…」
「………そんな風に、気持ちよさそうに言っても男はやめてくれませんっ…もっとちゃんと嫌がらないと…っ」
「っ……はぁっ…」
手を下へと這わせて、太ももに触れながら、僕は先輩の首筋に顔を埋める。
ほのか先輩の匂いが立ち込めて、そのまま堪らず首筋に舌を這わせると先輩はさらに声を上げた。
「……変にな…るっ…」
また、煽る言葉だけを言う先輩に少しムッとしながら、先輩のスカートの中に手を入れて、パンツに触れると湿った感覚に僕は軽く目を見開いた。
「………濡れてますよ」
「っ……いやっ…」
「……嫌なのに、こんなに濡らしてるんですか」
パンツを少しずらして指を忍ばせると、先輩はビクビクと体を痙攣させている。
僕に触られてこんな風になるのなら…
好きな人に触られたら、ほのか先輩はどうなるんだろうんだろうか。
考えるだけで苦しい。
他の誰かにもこんな顔を見せるのかと思うと、自分というものがすごくしょうもない存在に思えて仕方がない。