先輩!彼氏にしてください!
第4章 モデルをお願いします!
†─── 誉(ほまれ)side ───†
熱気に満ちた自分の部屋の中。
息を荒げながら、目を瞑り、自分の手の動きを早める。
「んはぁっ……はぁ…っ…」
長い黒髪から漂う香り。
クリクリと大きな目は、時に冷酷な光を宿しながらも潤う。
紅らんだ頬はまるで熟した果物のように魅力的で…
唇は柔らかく、絡んだ舌で混ざった唾液は何よりも甘かった。
「っ……ほのか先輩…っ」
図書館での先輩と、この前の生徒会室での先輩をいつでも鮮明に思い出せる。
というか、その強烈な記憶は思い出そうともしなくても四六時中頭から離れなくて、そしてそれに合わせて下半身も反応してしまう。
もう何度思い出しては、こうやってオナニーをしただろうか。
何度射精したって足りることはなくて、硬くなった肉棒からはだらしない汁が滴っている。
「収まんない…っ……」
家で、ひたすらオカズにして抜いてますって、先輩に言ったらどんな反応をするだろうか。
きっとまた引き攣った顔をして、深くため息を吐くに違いなぁ。
でも、正直それって無責任だ。
夢中にしたのも、たまに隙を見せてちょっとずつ僕に心を開いているのも、全部ほのか先輩の方なんだから。