
仔犬のすてっぷ
第13章 優希の傷痕
「……あ…?」
「…あら。あちらもお目覚めみたいね」
鉄骨にしばりつけられているサチお姉ちゃんが目を覚ました。
「………ゆ…優くん?!明美ちゃん?里香?何してるの?!」
「何って…見ての通り、約束を破った悪い子の教育よ」
そう言うと、アケミは再びタバコに火を付けた。
そのままサチお姉ちゃんの前まで歩いて行くと、目の前でタバコをふかしてサチお姉ちゃんにふう〜…っと吹きかける。
「この子の所為で、私達の事が夏美にバレちゃったからね。これからは簡単には優希とセックス出来なくなっちゃったんだよ。
アンタだって悔しいだろ?コイツにとってのいちばんのお気に入りが、アンタや私等じゃなくて夏美だ、なんて言われたらさあ!」
ツカツカっと歩いて来たアケミは、
「なあ?!なんで私等じゃなくて、夏美なんだよ?!訳を言えよ!!」
「ぼっ…僕はそんな事は言って……ひぎい゛…やああああああ〜〜…!!!」
今度は…右の胸の下に激痛が走った。
3度目の焼付けに耐えきれなくなり、僕は失禁してしまう。
「あははははっ♫お漏らししやがったよ、やっぱガキだねえ」
「明美っ!馬鹿な事はやめてっ!!そんな事して、優くんに言う事聞かせるなんて、そんな権利私達には無ひむがあむむ……」
「ハイハイ★アンタが良い子ちゃんなのは十分に分かったから。こっからは黙っていよ〜ね?」
リカがしゃべっている途中のサチお姉ちゃんの口に、タオルを噛ませてニコニコと笑う。
「アンタも…覚悟しな?お仕置きは、まだまだコレからなんだからさ」
僕もタオルを咬ませられて話せなくさせられてしまう。
